示談金目的の冤罪
混雑している車両で起こるため、別な無関係の乗客を間違えて訴えてしまったり、携帯電話の使用を注意された腹いせで訴えた例、当たり屋的に痴漢を訴え示談金を要求する例(数人でグループを組んでわざとに尻を手に当てさせ、痴漢行為をしたとして示談金などを詐取する「触らせ屋」もこのころから出現した)、遅刻の理由作りのためにその場で捏造して訴えた例、さらに痴漢が発生した時間帯に、「現場」となった電車に乗っていなかったにも関わらず、後日誤認逮捕され2週間勾留されてしまったケースもある[1]ことから、誰しもが加害者側とみなされてしまう可能性がある。
示談金の支払いをもって刑事告発を取下げて貰ったり、電車内で自他問わず痴漢を捕まえた場合鉄道各社から謝礼が支払われることもあるため、小遣い稼ぎのためのでっちあげを誘発するひとつの要因となっている。2000年にはJR常磐線で千葉県松戸市河原塚の女子高生(当時)が示談金目当てで痴漢被害をでっちあげ、後の捜査でこの女子高生が示談金目当ての痴漢被害常習犯であったことが発覚している(痴漢冤罪被害となった男性は無罪)。
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2008年3月11日には大阪市営地下鉄御堂筋線で示談金目当てに痴漢事件を捏造した男女が虚偽告訴罪で検挙された。この事件では、警察が被疑者、被害者、目撃者の証言を詳細に照合した結果、被害者と目撃者の証言の決定的な矛盾を突き止め、被疑者の会社員の無実を証明したものであったが、駅員から引渡された被疑者に対し、警察署員が被疑者の弁明も聞かず「白状したら許したる」と不適切な発言を行い、家族にも連絡せずに留置して取調べを行ったため家族から警察・消防に捜索願が出されるなど、警察側の対応の杜撰な一面も発覚しており、痴漢冤罪における問題点も浮き彫りになっている。